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ピルとミレーナ
ミレーナとは?

ミレーナとは子宮内避妊システム(IUS)です。
子宮内避妊具と聞くと避妊目的と考えがちですが、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症等による月経困難症と過多月経に対する治療として保険適用され広く用いられるようになりました。

レボノルゲストレルという黄体ホルモンを放出きるしくみになっているため受精卵の着床を防ぎます。
また、月経困難症や過多月経の改善にも有効です。低用量ピルが内服できない方、煩わしい方、40歳以上で急に月経がつらくなってしまった方などには最適です。
一度いれたら5年間は有効です。
興味がある方は相談しにきてください。入れる時期は月経開始7日までです。ご希望の方はそれを目安に予約をお取りください。

ピル

ピルは用途によって大きく2つに分類されます。
OC : Oral Contraceptive 避妊目的で自費になります。
当院ではラベルフィーユ(3層性)とファボワール(1層性) クスリのみで2600円/月です。
LEP:Low does Estrogen Progestin 低用量ピルのことです。

避妊薬と低用量ピルは同じ薬です。
呼び方が違うのと保険適応になるかが異なるところです。
毎日同じ時間に内服する必要があります。ホルモンを一定に保つことができるため情緒も安定、男性ホルモンを下げることもできるので肌の状態も良くなります(性欲は減退してしまいますが)。
ピルにたくさんの種類がありますので副作用が強い場合は変更も可能です。

副作用として頻度は低いものの、命にかかわる血栓症が最大のリスクとなります。
低用量ピル:1万人あたり3〜9人となっております。
しかし、産後の血栓症のリスクは1万人あたり40〜65人ですので、ライフイベントの出産のほうがリスクは高いです。

その他の副作用として多いのは悪心・嘔吐 1.2~29.2%、めまい 0.2~1.0%、ふらつき 0.3%、頭痛・偏頭痛 3.4~15.7%、にきび 0.1~2.9% です。
他に浮腫 1.0~3.2%、体重増加 0.8~2.2% です。
当院では頸癌検診および採血検査を定期的に実施し安全にピルが内服できるように環境を整えております。

ミニピル

Progestogen-only pill(プロゲストーゲンオンリーピル)=POP(ポップ)と呼ばれ、卵胞ホルモン(エストロゲン)を含有しないため、血栓症のリスクが低く、ピルを内服出来ない方におススメです。ミニピルも月経困難症改善や過多月経にも有効です。また避妊効果もあります。日本では月経困難の治療薬のディナゲストが保険適応です。それ以外の目的のミニピルは自費になります。当院では1ヶ月2600円で提供しています。